自転車に関する事故の実態

自転車は法律的には自動車と同じ扱い

近年の自転車ブームもあり、サイクリングはもちろん、ポタリングという言葉も一般的になってきました。趣味に通勤に、ダイエットや本格的にスポーツにと、みなさんも様々な目的で自転車を楽しまれていると思います。

「健康に良いし、密も避けられるし、いいことばかり!」で、街中でサイクリストの方を見かけると、爽快なイメージで、颯爽と街を駆け抜けて行きます。

もちろん、カラダにとっては良いことばかりなのですが、不幸にも事故にあった場合の切り口から見てみたいと思います。「事故なんて遭わないよ!」と思われている方も多くいると思いますが、事故は突然やってくるものです。避けられないこともあります。

自転車は法律的には自動車と同じ扱いの乗り物で、道路交通法では「軽車両」として位置付けられています。

警察庁のウェブサイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html

年間の全国の事故件数

自動車と同じだからということではありませんが、悲しいことに死亡事故も発生しています。自転車事故における、年間の全国での負傷者数は100,000人程度(1日約30件程度)で、実に乗り物事故の約15%を占めています。この割合を多いと見るか、少ないと見るか、意見が分かれると思いますが、筆者は多いと感じました。

東京都内は人口密度も高いのでその件数も多く、自転車事故による負傷者数は年間10,000人程度で、都内での乗り物事故の約30%を占めています。

自転車に関する事故の死亡者数は年間500名程度で、乗り物事故による死亡者の約13%を占めています。

この数字からも自転車事故が結構多く発生しているかが分かります。

さらに、死亡事故比率は自転車関連の事故中、0.5%程度で、200件に一人が亡くなっています。自転車は楽しい時間を過ごすためのツールですが、万が一事故に遭ったときのためにも、交通ルールを守った安全運転を心がけるとともに、大切な頭部を守るヘルメット着用がとても重要です。

夜間は追突事故が発生しやすい

平成30年の自転車事故による全国死亡者数は453人ですが、頭部の事故による死亡が267件(58.9%)と半分以上を占めています。以前のコラムでも触れましたが、ヘルメット非着用時の死亡率は着用時の3.3倍という統計データが示す通り、頭部を守るヘルメットが大切なことが分かります。

また、平成24年から平成28年までに発生した、車道での四輪車対自転車の死亡事故のうち、昼間の追突事故が30%であるのに対して、夜間の追突事故は倍以上の62%にものぼっています。

特に夜間の自転車での走行は、きちんと周囲を見渡せるライトや、周囲の車両や歩行者から見て目立つような服装、さらに最近では様々な便利グッズが販売されていますので、今一度特に夜間の自転車での走行について、環境を見直されてはいかがでしょうか?

事故の数字を見ると危険な乗り物のイメージがあるかもしれませんが、適切に自転車の整備をしたり服装に気を配ったりすることは、事故に遭うリスクの低減につながります。

LUMOSヘルメット

LUMOSヘルメットは、頭部へのダメージを軽減することはもちろん、偶発的な事故に遭う確率そのものを低減させる事ができる、自転車用ヘルメットです。

フロントLEDライト、リアLEDライト、ウインカーライト、自動ブレーキライトなどの先進的な装備で、周囲からの抜群の視認性を確保できます。機能面だけでなく、快適に使えるよう、様々な工夫が盛り込まれています。

特に夜間の自転車走行をより安全なものにします。

この記事をシェアする